AIでブログを書くのはあり?丸投げにならない使い方と設計の考え方

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ChatGPTなどの生成AIを使えば、ブログ記事をかなりのところまで作ってもらえるようになりました。
設計メモを作る。
見出しを考える。
本文を書く。
内部リンクやCTAを入れる。
WordPressへ貼れる形まで整える。
ここまでAIにやってもらうと、
「それって、もうAIに丸投げじゃないの?」
と思う人もいるかもしれません。
私も今は、記事全文をかなりAIに作ってもらっています。
でも、私はAIに全文を書かせること自体が丸投げだとは思っていません。
私が考える丸投げは、
ブログの目的も、ターゲットも、出口も、記事の役割もほとんど考えず、AIが出してきた記事をそのまま次々と公開していくことです。
不思議なもので、AIを使えば人間は何もしなくていいように思えます。
でも実際には、人間の意思がなくなると、ブログ全体がおかしな方向へ進む可能性があります。
一記事だけなら、AIはかなりきれいな文章を作れます。
ところが、それを何も考えずに10記事。20記事。30記事……と並べても、良いブログになるとは限りません。
一般論の記事ばかりになる。
似た記事が増える。
核となる記事がない。
入口記事、集客記事、判断記事、収益記事といった役割もない。
一記事ずつ見ると、それなりに立派。
でもサイト全体を見ると、
「このブログ、どこへ向かってるんだ?」
となりかねません。
だから私は、記事を書く段階からAIを使うのではなく、ブログを立ち上げる前からAIと共同作業することが大事だと思っています。
ジャンルをどうするか。
誰をターゲットにするか。
何を出口にするか。
どんな記事群を作るか。
AIと相談しながら一つずつ決め、人間が「それでいこう」と判断する。
その判断の積み重ねが、そのブログの設計図になります。
この記事では、AIでブログを書いてもいいのか、本当の意味での「丸投げ」とは何か、どこまでAIへ任せていいのかを整理します。
■ 結論|AIに全文を書かせてもいい。設計図なしの丸投げが問題
結論から言うと、AIにブログ記事の全文を書いてもらってもいいと私は思っています。
- 設計メモ
- 見出し
- 本文
- 内部リンク
- CTA
- 公開用のHTML
こうした作業まで、AIにかなり任せられます。
ただし、その前に必要なのがブログ全体の設計図です。
たとえば、
- どんなジャンルで運営するのか
- 誰をターゲットにするのか
- どんな悩みを解決するのか
- ブログの目的は何か
- 最後の出口を何にするのか
- どんな記事群を作るのか
- それぞれの記事にどんな役割を持たせるのか
- 記事の基本的な雛形をどうするのか
といったものです。
しかも、この設計図を人間が一人で全部考える必要もありません。
AIに相談して案を出してもらえばいい。
- 「このジャンルはどう思う?
- 「ターゲットはこの人でいい?」
- 「出口はこれで成立する?」
- 「このサイトなら、どんな記事群が必要?」
と相談しながら固めていく。
そして最後に、人間が、
「よし、それでいこう」
と決める。
AIに全文を書かせることではありません。
ブログの設計図も人間の意思もないまま、AIが出した記事をほとんど考えずに積み上げ続けることです。
AIでブログを書いたことだけで不利になるわけではない
「AIで記事を書くとGoogleから不利に扱われるのでは?」
と心配する人もいると思います。
Googleは現在、生成AIを調査やオリジナルコンテンツの構成整理などに活用できると案内しています。
一方で、ユーザーに価値を加えないページを生成AIなどで大量に作ることは、スパムポリシーの「scaled content abuse」に該当する可能性があるとしています。
つまり、
AIを使ったかどうかだけで考える話ではありません。
大事なのは、完成したサイトや記事が、
- 読者の疑問へきちんと答えているか
- 正確な情報を伝えているか
- 同じような記事を大量に作っただけになっていないか
- 読者にとって意味のある情報や判断材料があるか
ということです。
AIで書いた文章だからダメなのではなく、AIを使って価値のない記事を大量に作ればいいわけではないということです。
▶ Google Search Central|生成AIコンテンツの利用に関するガイダンス
AI記事の本当の「丸投げ」とは何か
私が考える丸投げは、こんな使い方です。
「次、何の記事を書けばいい?」
とAIに聞く。
AIが記事案を出す。
「じゃあ、それ書いて」
と頼む。
出てきた記事をほとんど考えず公開する。
そしてまた、
「次の記事は?」
と聞く。
これを延々と繰り返す。
一記事だけなら、それほどおかしく見えないかもしれません。
AIは文章を整えるのが得意なので、それなりに読みやすい記事ができます。
ただ、それをサイト全体で続けると話が変わります。
一般論の記事ばかりになる
何も材料を渡さずAIに記事を書いてもらうと、
- メリットとデメリットを説明する
- 注意点を紹介する
- 最後に「自分に合う方法を選びましょう」とまとめる
というような、間違ってはいないけれど、どこかで見たような記事になりやすいです。
これが数記事ならまだいい。
でもサイト全体が同じような一般論で埋まっていけば、
「このサイトだから読みたい」
という理由が弱くなります。
似た記事がどんどん増える
AIは指示された記事をその都度作れます。
でも、ブログ全体の情報を共有していなければ、
「これ、前の記事とほとんど同じじゃない?」
ということも起こります。
検索キーワードだけ少し違う。
タイトルも少し違う。
でも、読者の疑問も結論もほぼ同じ。
そんな記事を増やしても、ブログ全体が強くなるとは限りません。
記事の役割がなく、ただ並んでいる状態になる
ここは特に大きいと思っています。
ブログには、
- 検索から読者を集める記事
- 初めて来た読者へ全体像を伝える記事
- 悩みや選択肢を整理する記事
- 比較や判断を助ける記事
- 商品やサービスにつなぐ記事
など、それぞれ違う役割があります。
ところが設計図なしで、
- 「次の記事」
- 「また次の記事」
とAIに作らせているだけでは、こうした役割がないまま記事が増えていく可能性があります。
核記事もない。
入口記事もない。
集客記事と収益記事の区別もない。
内部リンクにも大きな意図がない。
記事は100本ある。でも、どこへ読者を連れていきたいのか分からない。
そんな大惨事にもなりかねません。
不思議なもので、人間の意思がないとブログはおかしくなる
AIを使い始めると、
「これなら人間は何もしなくていいんじゃないか」
と思うことがあります。
記事候補も出してくれる。
設計メモも書いてくれる。
本文も書いてくれる。
内部リンクも考えてくれる。
そこまでできるなら、
全部AIにやらせればいいように見えます。
でも、不思議なもので、人間の意思までなくすとブログがおかしくなる可能性があります。
私は、
- 「このブログを誰に読んでもらいたいのか」
- 「このサイトを最終的にどうしたいのか」
- 「一般論ばかりになっていないか」
- 「もっと実体験を増やした方がいいんじゃないか」
と考えます。
その結果、
- 「ここを変えよう」
- 「この企画をやろう」
という判断が出てくる。
AIにも相談します。
むしろかなり相談します。
でも、
AIの答えを見て「それでいこう」と決める意思は人間側に残しています。
AIに作業を任せることと、自分が何も考えなくなることは別です。




AIへ記事を書かせる前にブログの設計図を一緒に作る
私は、AIは記事を書くときだけに使うものではないと思っています。
むしろ、ブログを立ち上げる前の設計段階から使えます。
最初はジャンル選びから相談できます。
「こういうジャンルを考えているけど、どう思う?」
と聞けばいい。
次に、
- 「ターゲットは誰にする?」
- 「この人にはどんな悩みがある?」
- 「最後に何を紹介する?」
- 「このブログの出口はこれでいい?」
と相談する。
さらに、
- ブログの目的
- ターゲット
- 読者の悩み
- 最後の出口
- 収益方法
- サイトのカテゴリー
- 核になる記事
- 入口・集客・判断・比較・収益などの記事群
- 内部リンクの基本方針
- 記事の雛形
- 文体や装飾ルール
- 書いてはいけないこと
なども一緒に考えていきます。
最初から完璧な設計図を作る必要はありません。
ブログを作りながら変わる部分もあります。
でも、
「このサイトは何を目指しているのか」
という基本情報をAIと共有しておけば、その後の仕事をかなり任せやすくなります。
人間の判断の積み重ねが、そのブログの設計図になる
ここで大事なのは、
設計図を人間だけで作る必要はない
ということです。
AIに、
- 「このジャンルならターゲットは誰がいい?」
- 「この商品を出口にするなら、どんな記事が必要?」
- 「このカテゴリー構成どう思う?」
と聞いて構いません。
AIが案を出す。
こちらが質問する。
違うと思えば修正する。
また案を出してもらう。
そして、
「よし、それでいこう」
と決める。
このやり取りを一つずつ積み重ねていく。
ジャンルについて一つ決める。
ターゲットについて一つ決める。
出口について一つ決める。
記事構成について一つ決める。
その決定の積み重ねが、そのブログ固有の設計図になります。
だから、AIを使っているからといって、全部のブログが同じになるわけではありません。
人間が何を相談し、どの案を採用し、何を却下し、どこへ向かおうとしたのか。
その積み重ねでブログの形は変わります。
設計図を共有すれば、記事作成はかなりAIに任せられる
設計図ができてAIと共有できれば、そこから先の作業はかなり任せられます。
たとえば、
- 次に必要な記事候補を考える
- 既存記事との重複を調べる
- 不足記事を探す
- 記事の役割を考える
- 検索意図を整理する
- 設計メモを作る
- 本文を書く
- 内部リンクを入れる
- CTAを決める
- WordPress用HTMLへ整える
といった作業です。
内部リンクも、
「人間が一つずつ考えなければならない」
わけではありません。
AIが、
- 「このサイトの核記事はこれ」
- 「この収益記事へつなぐ」
- 「この読者には次にこの疑問が出る」
という設計図や既存記事を理解していれば、内部リンクも提案できます。
CTAも同じです。
だから私は、
AIには部品だけ作らせて、人間が全部組み立てる
という使い方をする必要もないと思っています。
完成記事まで作ってもらっていい。
人間が見るのは、その完成記事が共有している設計図と自分の意思に合っているかです。
ブログ運営でChatGPTにどこまで任せるかについては、こちらの記事で詳しく整理しています。
▶ ChatGPTをブログ運営に使う方法|作業はAI、舵取りは人間
一般論ばかりになったら、本人の材料をAIへ渡す
設計図を共有していても、AIが書いた文章が一般論に寄ることはあります。
私もAIで記事を作っていて、
「それ、どこのブログにも書いてあるよね」
と感じることがあります。
そんなとき、私自身が文章を全部書き直すわけではありません。
まずAIに、
「この記事は本人の体験や考え方を入れた方がいい記事か?」
と聞きます。
必要なら、AIに自分をインタビューしてもらいます。
そこで、
- 実際に経験したこと
- そのとき感じたこと
- 迷ったこと
- 何を基準に判断したのか
を答える。
そのインタビュー結果をもとに、設計メモを作り直し、記事全文もAIに作り直してもらいます。
つまり、人間味が必要だからといって、最後だけ人間が文章作業を全部引き取る必要はありません。
本人にしか出せない材料は人間が出し、記事として組み立てる作業はAIに任せる。
その具体的な方法はこちらで整理しています。
▶ AIブログに人間味を入れる方法|AIに自分をインタビューさせる
AIに任せるものと、人間が握っておくもの
AIを使ったブログ運営は、
- 「全部AIにするか」
- 「全部人間がやるか」
の二択ではありません。
ただ、以前よりAI側へ任せられる範囲はかなり広くなっていると思います。
- ジャンルやターゲットの候補を出す
- サイト構造案を考える
- 記事候補を考える
- 既存記事との重複を確認する
- 不足記事を探す
- 記事の役割を整理する
- 設計メモを作る
- 見出し・本文を書く
- 内部リンク・CTAを考える
- WordPress用HTMLへ整える
- 検索データを分析する
- リライト案を考える
一方で、人間側に残したいのはもっと大きな部分です。
- このブログをどうしたいのか考える
- AIの提案の中から何を採用するか決める
- 今どの作戦を優先するか決める
- 本人にしかない体験・本音・判断を材料として出す
- 完成したものに違和感がないか確認する
- 最後に公開していいか判断する
作業はAIにかなり任せる。
でも、ブログの方向を決める意思までなくさない。
私は、この分担でいいと思っています。
AIで速く記事を作れるほど、サイト設計が重要になる
AIを使えば、記事作成は以前よりかなり速くできます。
だからこそ、設計が重要になります。
設計図が合っていれば、その方向へ速く進めます。
でも、設計図がおかしければ、おかしな方向へ進むスピードまで速くなります。
たとえば、検索キーワードを見つけるたびに、
「この記事を書いて」
とAIへ頼んでいく。
10記事。
20記事。
30記事……。
記事数はものすごい勢いで増える。
でも、
- どの記事が入口なのか
- どの記事が核なのか
- どの記事で判断してもらうのか
- どの記事から収益へつなぐのか
- 最終的に読者をどこへ案内するのか
が分からなければ、記事の山ができるだけです。
速く書けることと、良いブログになることは別です。
AIで作業が速くなったからこそ、
- 「何を作るのか」
- 「なぜ作るのか」
- 「どこへつなぐのか」
という設計を共有しておく意味が大きくなります。
AIで作った記事を公開する前に確認すること
AIに記事全文を作ってもらっても、最後は自分で確認します。
ここは残します。
文章を一から書き直すためではありません。
この内容で本当に公開していいかを判断するためです。
- ブログ全体の設計図とズレていないか
- この記事の役割が分かるか
- 読者の疑問へきちんと答えているか
- 一般論だけの記事になっていないか
- 必要な体験・本音・判断が入っているか
- 架空の体験や言っていないことが入っていないか
- 数字、料金、制度、商品情報などに確認が必要な箇所はないか
- 内部リンクやCTAがサイト全体の流れに合っているか
- 自分がこの内容で公開していいと思えるか
違和感があれば、その場所をAIへ伝えて直してもらいます。
人間が全部手作業で直す必要はありません。
でも、
「これは違う」
と気づくことと、最後にGOを出すことは人間の仕事です。
■ まとめ|AIに作業を任せる。でも、ブログの意思まで丸投げしない
AIにブログ記事の全文を書かせること自体は、丸投げではありません。
私が考える丸投げは、ブログの目的も、ターゲットも、出口も、記事の役割も考えず、人間の意思がないままAIの記事を積み上げ続けることです。
ブログを始める前からAIと相談する。
ジャンル、ターゲット、出口、記事群、サイトのルールを一つずつ決めていく。
AIから案を出してもらい、人間が、
「よし、それでいこう」
と決める。
その判断の積み重ねが、ブログの設計図になります。
設計図をAIと共有できれば、記事候補、設計メモ、本文、内部リンク、CTAなどの作業はかなり任せていい。
AIに作業を任せる。
でも、ブログの意思までAIに丸投げしない。
私は、その線引きでいいと思っています。
では、作業をAIにかなり任せられる時代に、人間はブログ運営で何をすればいいのか。
その役割はこちらの記事で詳しく整理しています。
▶ ChatGPTをブログ運営に使う方法|作業はAI、舵取りは人間

